おはなうえるくまらいふ

くま系ランドスケープデザイナーからみた日々の雑感と、現場、旅行先、出張先で出会ったもの。とにかく、どうでもいいけど聞いて欲しいこと。

“おはなうえるくまらいふ”

境界ってなんだ?

こんにちは!

いつも来て頂きまして、ありがとうございます。

今回は、いつも僕が仕事上で感じていることを書いていこうかと思います。 では、

目次

境界ってなんでしょう

境界ってなんでしょう、境目なんで、いろんな場面で遭遇するかもしれません。僕が遭遇するのはやはり土地の境目です。ですが、いろんな人が経験するのは自分の職業のセクションをはみ出して渡って仕事をしてしまうと、いろんな障害が生まれてしまったり、そこを乗り越えたからいい仕事が出来上がったり、難しいことがたくさんありますね。 今回は、土地について考えていこうかと思います。

境界は目に見えない

では、土地の境界って見えませんよね。実際にはあるんですが僕たちの日々の生活では見えません。塀や柵、建物があれば明確かもしれませんが、実際には土地の境界の線が見えません。見えたらうるさいでしょうね。

境界は便宜上は必要

土地は財産でもあるので、それは便宜上ははっきりとさせなければならないのは当たり前ですね。税金なども面積や場所によって換算されるわけですから。その境界がなければ野放図に家が建ったりしてしまいますよね。

境目があることの弊害

ですが、ここでまぁ70年代くらいから言われてることでもあるのですが、境界があってそれに従って計画をしてしまうから街に一体感が無いよね。って話があるんです。ビルはビル!、商店は商店。道は道、歩道は歩道。って日本は真面目にその境界を守るいい国だと思います。ザハさんなんかはあの競技場の設計で境界を横断する設計したので、ちょっと物議になった部分があるかと思います。 f:id:kazuto47:20171117224457j:plain

ザハ・ハディットさんの競技場コンセプトデザイン *1

あいまいがもたらす空間の快適さ

いや、それが「あたり前田のクラッカー」だべさ、って声もあるんですが、今はいろんな技術もコミュニケーションも発達したので境目が無いものも良いのではないかと僕は思っています。例えば、どこからでも入れる美術館などは、すんごく良い成功例かと思います。 f:id:kazuto47:20171117224501j:plain

フランス ルーブル美術館別館、設計:SANAA *2

で、あいまいな空間って例えば歩道にはみ出したカフェなんかも例であげられるのですが、天気の良い日なんかはテラス席なんて良い雰囲気で街が彩られますよね。また、街に人が溜まっているとさらに人が集まるんですよね。ラーメンの行列みたいに。

あと、もっと小さい単位になると開かれたお庭があると、そこでご近所さんの会話が弾んだりするんですよ。それはご近所さんで嫌な人もいるかもしれませんが、自分がそれ以上にハッピーであれば、小さな問題になるかもしれません。いや、ご近所トラブルは大変ですが。

まぁ、小さな単位では難しい問題があるですが。企業であれば問題なくできる部分があります。例えば大きなホテルが公園のような空間を有していて、歩道とあいまいになっている部分があったりします。最近では日本でもいろんなデベロッパーさんが二子玉なんかを例にあいまいな空間を置いて、ゆとりある設計されていますよね。それって素晴らしいことだと思います。 f:id:kazuto47:20171117224506g:plain

二子玉ライズ、コンセプトデザインより *3

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赤れんがテラスのにぎわい*4

この話を、僕の仕事に落とし込むと最近設計させていただいたランドスケープにケアホームのお庭があるんですが、そこの先生のご希望で「町内会の集まりができる空間でケアホームに入っている人と近所の人が集う、お花が咲く場所が欲しい」とご依頼を受けました。それはすごく嬉しいお仕事でした。この北海道の地方でも、そのような計画に携わることができるのがとても嬉しく思いました。 f:id:kazuto47:20171117224510j:plain

釧路市、まりもの家コンセプトデザイン *5

開かれたランドスケープが、もたらしてくれること

開かれたランドスケープ、空間があればもっと街並みが素敵、かつ住みたい街になるのではないかと思います。それが嫌な人がいるのもあるんですが、嫌な人は関わらなくても生きていける時代かもしれません。よくアメリカのポートランドなんか例に出されることがあるんですが。まぁポートランドポートランドの問題上、現在に成功例として出された答えなんです、計画はもっと前から始まっています。その計画時のことは、日本に住んでいたら全然わからない問題が潜んでいます。そこはやっぱり場所によって、ケースバイケースなので、場所場所で一つではない解を職種も含めた境界を横断して開かれたランドスケープをしていかなければならないいと僕は思いますが、いかがでしょうか。 ここで少し、税金上の境目はキッチリして、景観上の境目を少しあいまいにしてはいかがでしょうか。

さいごに

現在の経済的に企業がお金を持っている時代になりました、こないだ読んだ日経新聞でも金利がゼロなのに、企業が内部留保を貯め、投資をしないことが問題視されていました。(ざっくり斜めに自分に良いように読んでいます) 自治体では解決できない緑化空間を企業が提供しても良いかと僕は先の自分の小さなランドスケープの例を元に思いましした、またそのような案件を小さい規模ですがご相談をいただくことがあります。

なんて、真面目なことを口語で書いてみたり。

では

したっけ!

今回も最後まで読んで頂きましてありがとうございます。